SリーグFinal 第31回大会

対戦表
最終順位決定
現在
順位
チーム名 フィッシャーズ フラワーズ ジュピターズ クールナイツ 勝点
得点

失点
守備回  失点率

フィッシャーズ
5-11

11-8

7-5

23-7

12-2

7-11

13-3

8-6

16-4
14 102 57 51 1.118
2 フラワーズ
11-5

8-11

5-7

11-8

7-5

11-8

11-0

1-4

8-15
10 73 63 50 1.260
4 ジュピターズ
7-23

2-12

11-7

8-11

5-7

8-11

16-1

5-10

5-11
4 67 93 54 1.722
3 クールナイツ
3-13

6-8

4-16

0-11

4-1

15-8

1-16

10-5

11-5
8 54 83 52 1.596
※失点率=総失点÷総守備イニング(1イニングあたりの失点数を計算)

1993年のリーグ設立から今年で31年目、SリーグはサッカーJリーグ同様に30周年を迎えたが、各チームの高齢化や参加メンバーの確保が厳しくなり、毎試合ギリギリ状態で試合に臨むチームが増え、コロナ前の2019年・第27回大会を最後にミラーズが解散によるリーグ脱退をしてからは新型コロナの流行に伴う活動自粛制限のため新規加盟チームも見つからず、さらにはリーグ設立発起チームだったゼファーズの活動休止もあり、ここ数年は4チームでの短期集中型リーグ戦として何とか活動を維持するのが精一杯の状況だった。さらには、今年いっぱいでリーグ設立時から参加していたジュピターズが解散=リーグ脱退が決まっている中、来年以降リーグ存続を維持するのが困難な状況のため、今大会が最後の大会となることが開幕前に発表された。

Sリーグはスポンサー等のバックボーンを持たない私設リーグながら、30年という長い年月の間、様々な困難も参加チームの協力により乗り越え、1998年の創立5周年には深夜の東京ドームに於いて記念試合を開催。2005年からフィッシャーズとクールナイツが参戦以降はリーグの活動は安定し、2008年はリーグ創立15周年として10年ぶりに東京ドーム試合、さらに2012年の第20回記念大会にもリーグ3度目の東京ドーム試合を開催した。さらに2015年にはエキシビションながら西武ドームでの試合も成功させてきた。そんな手作りながらも歴史のあるSリーグもいよいよ最後の大会となった。

ミラーズ脱退後の2020年の第28回大会は新型コロナの影響で1st Stageが全試合中止となり、2nd Stageのみの開催で5チームによる4試合のみの縮小したリーグ戦となった。コロナ禍でゼファーズが活動休止となった2021年、2022年は4チームによる年間を通してのリーグ戦となるが、各チームと2度の対戦しかないため年間6試合、しかも先行き不安なため6月中に全日程を終える超短期集中のリーグ戦を強いられてきた。しかし、ようやく新型コロナが5類になった今年2023年は年間を通して各チームと3度の対戦となりSリーグ最後の大会は年間9試合のリーグ戦で締め括られることになった。

Sリーグ30周年記念大会、そしてSリーグ最後の大会となった第31回大会、開幕から好調だったのは前大会7年ぶりの優勝を果たしたフィッシャーズ。そしてSリーグ設立当時から参加しているフラワーズが後を追う展開だった。最初の直接対決となった第三節でフラワーズが勝利し単独首位に出るも、第五節でクールナイツに敗戦。続く2度目の直接対決はフィッシャーズが制し、連敗したフラワーズは首位の座を明け渡す。夏場の休戦期間を挟んだ3巡目、フィッシャーズは第八節、最下位のジュピターズに敗れる波乱があったが、同じ第八節にフラワーズもクールナイツに敗れ、最終節の直接対決もフィッシャーズが勝利し、見事に2年連続優勝を飾った。フィッシャーズのリーグ連覇は加入後初の快挙達成である。フィッシャーズの優勝を最終節後の閉会式で表彰後、1993年4月18日に始まり31シーズン後の2023年9月10日、Sリーグは惜しまれしつつも長い歴史に終止符を打った。

尚、リーグ最後、第31代のMVPには、一時は人数不足から解散の危機に陥りながらも(2011年・第19回大会にリーグ記録タイとなる3度の没収試合)見事に2年連続優勝するまでチームを根気強く立て直したフィッシャーズ代表の吉田選手が選出された。代表としての手腕だけでなく打撃成績でも3割以上の成績を残し、30打席以上の全チーム全選手の中で三振0ヶは吉田選手と同チームの濱野選手の2人だけであった。

MIP 遠田浩一(Fi) 井内貴嗣(F) 
後神壮一(C) 仁上秋広(J) 



チーム成績

Team 全試合
出場選手
打率 試合 打席 打数 1B 2B 3B HR 安打 四球 死球 犠打 打点 三振 盗塁 出塁率
フィッシャーズ 4 .373 9 318 268 71 20 4 5 100 39 7 4 55 19 32 .465
フラワーズ 3 .337 9 289 252 65 13 2 5 85 33 2 2 57 28 25 .418
ジュピターズ 7 .281 9 323 249 56 10 2 2 70 59 14 1 54 38 39 .444
クールナイツ 3 .278 9 277 234 52 12 0 1 65 38 5 0 40 26 25 .390
チーム名をクリックすると各チームの全選手の個人打撃記録が現れます

第31回大会タイトルホルダー
MVP 吉田 直文 フィッシャーズ 初受賞
首位打者 濱野 頼斗 フィッシャーズ .567 2年連続2度目
打点王  遠田 浩一 フィッシャーズ 13打点 2年連続2度目
齊藤 史明 フラワーズ 13打点  2年ぶり2度目
本塁打王 井内 貴嗣 フラワーズ 4本塁打 4年ぶり3度目
盗塁王 田辺 秀雄 ジュピターズ 12盗塁 2年ぶり7度目
最多勝  濱野 頼斗 フィッシャーズ 7勝 2年連続2度目
最多奪三振王     濱野 頼斗 フィッシャーズ 27奪三振 初受賞
ベストコントロール 齊藤 史明 フラワーズ 2.80 初受賞

敢闘賞(各チームより1名選出)
田端 明(フィッシャーズ) 荒井規彰(フラワーズ)
永田 守(クールナイツ) 箕浦幸治(ジュピターズ)

規定打席到達
個人打撃成績
タイトルランキング
全投手成績